ボードゲーム・カードゲーム等非電源系ゲームプレイレポート。ゲーム洋書の紹介など。

週末に行われた地元ゲーム会のプレイレポート。ゲームマーケット明けという事で、ゲームマーケット購入ゲームと定番ゲームが半々といった感じでプレイされてました。

お先に失礼しまーす(I will go home first!)

仕事をうまく他人に押し付けて残業無しで帰る事を目指す押し付けゲーム。
皿洗いゲームのリメイク作でイラストや題材が変わっているのですが、基本的なシステムは同じです。

プレイ風景:お先に失礼しまーす最終結果:お先に失礼しまーす

皿洗いゲームでは食べた後の形と色が一目瞭然だったのに比べて仕事のイラストが遠目だと若干見難いところもありますが、従来はカードだったのが分厚いタイルに変わり扱いやすくなった点もあり良移植作です。

ポルトベローマーケット(Portobello Market)(場所取り要素・アクションポイント制)

開発する区画を指定してその周囲の道路に出店し、後々やってくる顧客でその出展地域の得点が決定される若干の場所取り要素があるゲーム。

プレイ風景序盤:ポルトベローマーケット最終結果(担当赤):ポルトベローマーケット

手番はアクションポイント(行動ポイント)制で行われ、予め与えられている432のアクションチップの中から1つを選びます。開発区画に自分の店コマを置いて出店するか、袋から顧客コマを掴み交差点に配置するかを行います。コマを置く毎に1アクションポイントを消費し、ターン終了後にはそのチップを裏返します。裏返ったチップは次の手番には使えず、全部のチップが裏返ったら表に戻します。

この他、店や客を置かずにアクションチップを開発区画へ置くと、その区画の回りのコマ数×チップに書かれている倍率分の点数が貰えます。4行動のアクションチップだと倍率は4倍とかなり大きいのですが、チップは使い捨てになるので行動数が減ってしまうデメリットもあります。

ゲーム展開ですが、開発コマがあまり動かず一箇所で集中的に出店→場所が無くなったら開発地域移動といった感じで進行。開発コマは動かす度に得点が減る為に動かすのを嫌がる展開で淡々と進んでゲームが終わってしまったのですが、よくよく考えると開発コマは積極的に動かして優良顧客の集まる地域へ出店していくのが本来の流れだったかなと。

パレード(Parade)

カードを引き取らないように行列の後ろにカードを並べるゲーム。
「一直線に配置するより円形に配置した方が楽じゃないか?」と言われ円形に並べてプレイ。

プレイ風景:パレード最終結果:パレード

引き取ったカードがマイナス点になるのでなるべく引き取らないに越した事は無いのですが、正式ルールである「各色で一番多く枚数を持っている人は枚数×1の減点、残りの人は数字分減点」により、同じ色を大量に引き取る事で安全な色を作るプレイをしないといけないという事実に気付いたり。右側が私の結果写真ですが、白のカードは上家が5,6枚集めてたので引き取ってしまった時点で7点減点が確定、紫は集めようと思ってたら集めきれず残った10点がそのまま減点と散々な結果に。
並べ替えが頻繁に起こる上、どこまでが引き取りになるかがぱっと見分かり難いので確認に時間を食ってしまいますが、それを差し引いても収集色での駆け引きの面などがおおむね好評で、ダージリンの相場コマのように抜けたら転がって並ぶようにしてボードゲーム化してもいいんじゃないかとの声もありました。

シチリアの殖民(Colonization in Sicily)(投票・カードドラフト・開拓要素)

ゲームマーケット2008でカワサキファクトリーから販売された開拓系ボードゲームを推奨人数の5人でプレイ。
入植や開拓などの開発法案を提示する立候補者と有権者(投票者)に分かれ、シチリアの地を開拓しながら勝利点や資金を稼いでいきます。基本的に立候補者は法案が支持されればお金を得られ(資金を余分に払って法案の実行も可能)、有権者は選択した法案に従い資金を使って開拓して勝利点を稼ぎます。

最大の特徴が法案が匿名で提示される事で、立候補者は手札の法案カードを自分のマークが描かれているスリーブに入れて提出した後、シャッフルして場に並べて有権者の投票が行われるシステムになってます。自分の法案に投票が入れば晴れて当選となりますが、投票が入らなければ落選となり実質1ターン無駄にする事となります。誰が何を提示しているかがぱっと見分からないので、誰かを狙い打つというのは若干難しくなってますが、投票を揃える事で誰かを落とすという事は比較的簡単にできます。法案が提示されて選ばれる瞬間はドキドキ感必至です。

プレイ風景序盤:シチリアの殖民プレイ風景中盤:シチリアの殖民

法案カードのドラフト(下家に2枚流す)があるので、自分がやりたい法案を下家に流して提示させ、そこに自分で投票して主導権を取ったり(下家としては上家のやりたい事を提示するので当選はしやすくなる)、立候補者は追加投資をすれば自らの提示した法案を有権者より先に行動できるので、自分のやりたい事を自ら提示して他人より先行して行動するのが肝かなと。中でも特殊建物の「建築」は1エリアにつき同じもの1つだけの早い者勝ちなので、立候補者で「建築」を提示して当選したら追加でお金を払って先手で建てるプレイは結構ありがちかも。
勝利点の稼ぎ方としては入植で自分の家コマを配置し、開拓で家コマを引き揚げて勝利点に還元するのが基本ですが、開拓が行われる度に中央から街が発展していき、ゲーム終了後に街に隣接した家コマは同エリアにある街の数だけ勝利点になるので、中終盤は引き上げか残すかの判断に迫られます。しかも街に隣接していないと得点にならないので街にくっつけて建てるのですが、街が発展する先に自分の家コマがあると立退きさせられてしまう…実に悩ましいです。

最終結果(担当青):シチリアの殖民終了時手持ち投票チップ:シチリアの殖民

ゲーム展開はというと、序盤はほぼ全員で同じエリアに入植しては開拓でコマを引き揚げ、こぞって特権カード(カタンのチャンスカードとでも言うべきか?)を各自溜め込んでいましたが、中盤に差し掛かったあたりで家コマが偏った場所が多くなり、特定の人の大量得点を警戒して出てくる法案は有権者に利するところが少ない法案ばかり。軒並み牽制模様の場となって有権者が投票を揃え始め落選者が続出し、開拓が遅々として進まず。結局牽制模様は終盤まで続いて投票チップが無くなりゲーム終了。
感想としては得点の稼ぎ方が多様で、そこにドラフトや投票が入る事で各自の思惑と読み合いが常に続く悩ましいゲーマーズゲームといった印象。これは是非またやってみたいです。

操り人形(Ohne Furcht und Adel)(役職隠蔽・建築)

6人で久々にプレイ。

プレイ風景序盤:あやつり人形3ターン目あたりで商人選択勝負に成功し優位に立つも、暗殺で狙われる立場となり役職選択で苦労して失速模様。暗殺こそされなかったものの終盤に手札を奪われながらもやっとこさ7件までこぎつけるも持ち金1で、下家も同時に7件建てて2軒リーチ。ここで先程取られた手札を取り返すべく(内1枚がコスト1の建物と分かっていたので)魔法使いを選択して手札強奪→8件先制建て切りの線(下家に回した札が全部4以下だったのも理由)で勝負に行ったものの、ここで上家からの暗殺ご指名でジ・エンド。
結果は序盤ノーマーク模様だった下家の勝利でしたが、商人選択後の次ターンで選択した暗殺者でマークを外していた下家をきっちり狙っておくべきだったか。

ノートルダム(Notre Dame)(カードドラフト・リソース管理)

SBCのリーグ戦対象ゲーム。

終了図:ノートルダム今回上家が初手に公園2枚出しと意外なプレイを展開。公園にコマを置くと2個セットの加点効果の他にネズミが1つ減る特典がありますが、最初はネズミが0なので本来減るはずのネズミ分だけ損だと思ってました。しかし最初の賄賂の場面から公園2個置きの+1加点効果が発動する事を考えると実はアリなのかもなぁと。
結果は上家が僅差で勝利し、かくいう私は久々のプレイで雑な場面もあり10点差以上の最下位。リーグ戦の成績もプラスからマイナスに転落です。
馬車プレイ中に大量ネズミ襲来ターンを凌ぐべく馬車コマを病院に入れた結果、中途半端に馬車プレイを止めるところとなり失速。公園から病院に引っ張るべきだったかもなぁ…

このゲーム、自分の盤面でコマを融通する場面が目立つ為に各所でソロプレイ色が強いゲームと評される事が多いのですが、ターン最初のカードドラフト(カード交換)で下家のやりたい事をきっちりと締めるプレイ(特に加点に関わるカード)を展開する事で行動制限できる事を考えると、インタラクション(他人との絡み要素)の乏しいソロプレイゲームとは決して言い切れないと思います。カードドラフトは盤面での動きと比較すると地味で目立ちにくいところですが、ここに注目するとこのゲームの評価はもっと上がるんじゃないかな?と。

今回は以上6ゲームで終了。ゲームマーケットでのゲームが色々プレイできました。
最後に星の黒ねこを立てようと思ったのですがタイムアップでプレイできなかったのが残念。

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